マージンコールとロスカット
相場の急変時に損失の拡大を防ぐシステム
マージンコールとは、 損失額が一定の比率になったときに、現在の取引を維持するには証拠金が不足している際の通知のことです。ロスカットは損失額が一定水準に達した時に行われる取引の強制決済のことです。
もちろん、証拠金を追加で入金したり(追証といいます。)、取引が強制的に終了されてしまうことは避けたいです。
しかし、このシステムがあるおかげで、相場の急変時に、 損失額が限度を超えて大きく拡大することを防ぐことができます。
マージンコールがかかったら3つの方法で対処
初心者に人気の外為どっとコムを例に考えてみましょう。(業者によって最低保証金、マージンコール、 ロスカットの率が違います。)
たとえば、預け入れ資金に10万円を入金し、1ドル=100円の時に1万ドルを購入しました。外為どっとコムの場合、 1万通貨を購入する場合の最低取引保証金は10万円です。1ドル=100円ですから、100万円です。
外為どっとコムの場合、マージンコールがかかるのは、 取引に必要な保証金金額の2分の1の水準を下回った場合。つまり50%を割った場合に発生します。つまり、最低取引保証金10万円の50% ですから50,000円以上の損失が出るとマージンコールとなります。
50,000円÷10,000ドル=5円/1ドル
ですから、1ドル=95円よりも円高が進行した場合です。
マージンコールが発生した場合は3つの方法で対処する必要があります。
- 保有しているポジションを縮小して取引を継続する。
- 追証を払い込み、担保の余力を回復させる。
- ポジションを清算して取引から撤退する。
マージンコール後に適切な対処を取らずに、さらに円高がすすむと、 ロスカットされる可能性も出てきます。
外為どっとコムは、ロスカットに独自のルールを盛り込んでいて、50%、40%、30%、20% からロスカット対象になる比率を自分で決めることが出来ます。ここでは、30%に設定していたとします。最低取引保証金10万円の30% ですから70,000円以上の損失が出るとロスカットとなります。
70,000円÷10,000ドル=7円/1ドル
ですから、1ドル=93円よりも円高が進行すると、強制的にポジションを清算されてしまいます。