経済学の理論は投資には無力。
経済学の基本は単純化にある
経済学を学ぶとわかることは、理論として成り立たせるためにシンプルな形を想定していることです。最初は単純な通貨の流れとして、 そして、政府や貯蓄といった要素で経済活動を肉付けしていくのが経済学の基本です。
もちろん学問として、このアプローチは正しいですが、こうしたシンプルなモデルは、 現実の経済活動の複雑さを処理することは出来ません。経済活動には様々な人々が様々な思惑で参加しています。 すべての人々が経済学の理論どおりの行動を取るわけではありません。
「この会社がなんとなくよさそうだから株を買います」
「この製品はライバル社の製品よりも劣るが、昔からの付き合いもあるし、ガマンして購入しよう」
「お金をためるのが大好きなので、絶対使いません」
このような行動を取る人たちを経済理論は吸収できません。
為替の動向に影響を与えるもの。
外国為替証拠金取引について考えてみると、為替の動向があります。
為替も様々な要素に影響を受けます。「株価が上がれば、円高になる」といった経済学のセオリーも「投資」 という視点で見ると役に立ちません。
気候や事件、事故、紛争、景気、技術革新などなどすべての事象が為替に影響を与えます。
科学実験ならば、これらのような問題が起こっても関係ありません。津波が起ころうが、戦争が始まろうが、 水は100℃になると沸騰しますし、水素と酸素の化合物です。しかし、為替はそうは行きません。 世界中のプレイヤーが様々な思惑で市場に参加しています。
様々な思惑と数多くの影響を与える要素。
為替の動きを完全に読み取ることなど不可能なことが想像できます。